内容説明
「足す」より「引く」がビジネス成功への唯一最短の道である。「１００人」に選出された禅寺住職が語る仕事術。
目次
１ からだを整える（歩く；ていねいに呼吸する ほか）
２ 禅的習慣術（曇りをとる；修理をする ほか）
３ 禅的時間術（集中する；大切なことを見極める ほか）
４ シンプル仕事術（二択で考えない；ことなる意見に耳を傾ける ほか）
５ 人間関係について（白黒をつけない；一歩退く ほか）
著者等紹介
枡野俊明［マスノシュンミョウ］
１９５３年、神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授、ブリティッシュ・コロンビア大学特別教授。玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞、ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章受章。また、２００６年のニューズウィーク日本版にて「世界が尊敬する日本人１００人」にも選出される。主な作品に、カナダ大使館東京、セルリアンタワー東急ホテル日本庭園、ベルリン日本庭園など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T2y@
21
探さない。 曇りをとる。 許す。 ためない。 教えを実践する為の、積読整理。 読み易いから、後回しになってしまっていた。2014/06/07
Twakiz
19
心落ち着いて毎日を過ごすためのシンプルで分かりやすい心得や行動集．再読．靴をそろえて，上機嫌でいる．二択で考えない．座禅はあぐらでさえも体が硬くて（座ると後ろに倒れてしまう・・）できない自分．魚行きて水濁る．自分の足跡はいいこともわるいことも，残るのである．そして声なき声をきく．この本の教えは自分になんだか合ってる．うむ．2020/08/08
ざっく
15
仕事術というよりは生き方の本のような気もするが。ライフハックよりも、シンプルな本質を大事にしたい。「禅の世界では、結果のために仕事をするというのではなく、今できることを愚直に行うと、必ず結果がついてくるという考え方をします。」とある。過去の後悔、未来への不安を捨て、今に集中するだけで良いのだろう。最近は、変わらない答えを求めてしまうことが多いが、「変わらない答えなど死んだ答えで、なんの役にも立たない」という無常観も学びになる。スマホは、日常生活から退屈を消したが、禅的な行為も奪ってしまったのかもしれない。2021/06/06
Humbaba
4
仕事において，余り結果を求めすぎてはいけない．あくまでも今の自分を大切にすることが第一である．そのなかで，傲らず，縮こまらずに自分を出していけば実り多い人生となるだろう．2010/12/08
冀望
4
文字が大きく、行間も広く、色づかいが淡い、なにか本全体から優しさを感じます。２０分ほどで立ち読みした感想は、すぐに全部読めるが、心にひとつ何か残る本。抜粋：「恩とは因に心と書く。相手のしてくれたことに対して深く考え抜くことが、恩である。」2010/05/13
