出版社内容情報
昭和12年、少女雑誌『少女の友』に連載されるやいなや一大ブームを巻き起こした、女学生同士の恋(エス)の物語が甦りました。完全復刻本+新装本の豪華二冊組。
内容説明
伝説の少女小説、完全復刻。昭和13年刊、中原淳一装丁による単行本を完全復刻した旧かな版と『少女の友』連載時の、中原淳一による挿絵を全点収録した新編集新かな版の豪華二冊組。
著者等紹介
川端康成[カワバタヤスナリ]
1899(明治32)年大阪府生まれ。東京大学国文科卒業。大正13年横光利一らと『文芸時代』創刊。新感覚派として注目される。「伊豆の踊子」(昭和元年)、「雪国」(同10~22年)等の問題作を発表。昭和36年文化勲章、43年ノーベル文学賞受賞。一方で年少者向け作品にも関心を寄せ、「乙女の港」(昭和12~13年)、「美しい旅」(同14~17年)などは高い人気を得た。1972(昭和47)年没
中原淳一[ナカハラジュンイチ]
1913(大正2)年香川県生まれ。昭和7年に銀座の松屋デパートで開かれた創作人形の個展が『少女の友』の編集部の目にとまり、昭和7年6月号で挿絵デビュー。昭和10~15年は表紙画も担当するなど名実ともに『少女の友』の顔となる。しかし、淳一の優美な作風をよしとしない軍部の圧力で昭和15年6月号を最後に降板。戦後は自らヒマワリ社を設立、『それいゆ』『ひまわり』『ジュニアそれいゆ』などを刊行、ファッションデザイナー、スタイリストとしても活躍し、日本女性のセンスアップに多大な貢献をした。1983(昭和58)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おぎわら
ysk
中将(予備役)
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