内容説明
ポジャギは、ものを包んだり覆ったりするために、端布を一枚一枚縫い合わせたり丁寧に刺繍をしたりしてつくられた閨房工芸のひとつ。この本は、伝統のポジャギを一般に広く知ってもらうため書かれたもので、ポジャギの歴史や種類、模様や色合いの構成、多様な刺繍の技法などについての解説だけでなく、各種の技法を使ったポジャギのつくり方が、写真や図案、コツを交えながら紹介されています。韓国伝統のポジャギに関心がある人なら誰でも、楽しく学ぶことができる1冊です。
目次
1章 ポジャギのこと(ポジャギとは?;ポジャギの歴史 ほか)
2章 ポジャギづくりの基礎(布の種類;糸の種類と撚りかた ほか)
3章 いろいろなチョガッポをつくりましょう(ミョンジュのキョッポ;モシのホッポ ほか)
4章 いろいろなスーポをつくりましょう(刺繍のチョガッポ;ミョンジュのポジャギ ほか)
著者等紹介
金賢姫[キムヒョンヒ]
1946年生まれ。朝鮮王朝宮中の繍房内人に師事したユン・ジョンシク氏から刺繍を学ぶ。韓国伝承工芸大展で国務総理賞をはじめとして、特別賞、奨励賞、入選など9回の受賞歴を持ち、1997年、大韓民国刺繍名匠に指定された。金賢姫ポジャギ研究会員展を開くなど、さまざまな場で展示を行う。日本の皇室から公式な招待を受けたこともあり、東京、大阪、京都、名古屋、姫路など各地で招待展を開いた。現在は国立中央博物館で、刺繍やポジャギの講師を務める
許東華[ホドンファ]
1926年生まれ。東国大学法学科ならびに行政大学院を卒業後、アメリカのリンダ・ビスタ・バプティスト大学で名誉人文学博士号を授与。現在、韓国刺繍博物館館長と同時に絲田刺繍研究所所長を兼任。また、韓国博物館協会会長、韓国民衆博物館協会会長、亜洲大学外来教授、文化財専門委員兼鑑定員を歴任してきた。国務総理表彰、文化部長官表彰、韓国出版文化賞、誇らしい博物館人賞、ソウル市文化賞などを受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
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