目次
1 建築構成学原論
2 室と架構による住宅の構成
3 室群とヴォリュームによる建築の構成
4 建築による外部空間の構成
5 建築の配列による構成
6 建物の集合による都市空間の構成
著者等紹介
坂本一成[サカモトカズナリ]
東京工業大学名誉教授。アトリエ・アンド・アイ坂本一成研究室
塚本由晴[ツカモトヨシハル]
東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻准教授。アトリエ・ワン
岩岡竜夫[イワオカタツオ]
東京理科大学理工学部建築学科教授
小川次郎[オガワジロウ]
日本工業大学工学部建築学科教授
中井邦夫[ナカイクニオ]
神奈川大学工学部建築学科准教授。NODESIGN(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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引用
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2章では住宅建築の構成について、純粋すぎるとも言えるような、幾何形態の読解がなされているが、対象が拡張されていくに従って、純粋な幾何構成の分析ではなく人間の知覚を前提に置いた分析へと変質していく様を読み取った、なんら本質的ではないが。しかし用途を捨象した分析という前提は論理的な正しさを担保するだけのものではないかとも思う。ところが整然と説明される構成には意味産出のメカニズムという建築意匠の大前提があることを忘れてはいけない。ただこれも手法の一つに過ぎないということでもある。この両義性を意義として捉えたい。2019/09/25
T
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建築構成学について学ぼうと思い読んでみたが、少し難しく感じた。 ただ、あらゆる要素は類型化することができる点と、部分と全体の関係で成り立っていることについて理解することができた。また、建築空間への応用や発展は類型化をした後が重要であると感じた。2021/06/26
くしろ
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読書ゼミにて、佐藤研必読書2021/03/02
ishiwatari_t
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建築構成学とは建物の部位、部材の配列の仕方や、建物の部屋と部屋、外部と内部の位置関係を類型化することで空間の形式を求めるものとしている。 空間に対して水平、垂直方向の分割を2段階行うことで、おおよその住宅空間の構成を説明していたり、外部空間の開閉によって中庭形式やロッジア形式を説明していたのが面白かった。2020/04/14