目次
はじめに―なぜ、いま、知的所有と文化経済学か
序章 文化経済学と日本経済
第1章 生活の中の創造性と知的所有の展開
第2章 知的所有における二つの権利―固有の人格権と、創造の成果が生む財産権
第3章 知的所有における創造活動の位置付けを問う
第4章 著作権を担う財(商品・サービス)と文化資本―芸術作品から文化産業まで
第5章 創造活動と市場の契約関係―現代のボウモル病と著作権
第6章 現代企業文化と創造的情報の位置付け
第7章 現代における文化産業の発展
第8章 現代のまちづくりと文化資源を活かす創造都市政策―地域公共政策・ブランディング戦略・コミュニティ・ビジネス
終章 文化経済学の系譜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PAPER FISH
1
知的所有権は、ロック以来の人権として普遍的な性質にたどり着く。所有権は人間が自然に働きかけることにより、本源的に獲得するが、目に見えない精神生産物は、私的占有されず、排他性がない。よって、文化資本は時代を超えて活用しうる。2025/01/19
miloumogu
0
ゼミ教科書 文化経済学・文化政策において知的所有権が今後ますます重要性を帯びるというのは重要な論点だが クセがあって読みづらい 隣接領域の知識と池上イズム(と文体)にある程度親しんでから読むと重要さが身にしみてわかる2008/01/01