出版社内容情報
2040年には1000万人に達するという試算もあるひきこもり。一人ひとりが抱える生きづらさや苦悩をじかに聞いたことはあるでしょうか。本書は当事者や家族の生の声を収録。支援する人々の豊かな経験も紹介します。海外の経験や日本の法制度の問題も含め、不登校やひきこもりを生み出す社会を見つめる問題提起の書。
【目次】
内容説明
不登校40万人、ひきこもり146万人。社会はいま何を考えなくてはならないか。
目次
第1章 《体験談》家族の思い(顔を上げてみると(日花睦子)
二七年間のひきこもり(尾上晶子)
ひとの強さを信じて(スケアクロウ)
やっとやっと冗談いえる(川本太郎)
共に仲良く暮らすこと(内浦剛))
第2章 《体験談》 ひきこもり経験者として(今も苦しみ続けて(マキサトミ)
私にとっての「かいふく」とは(山根梨花)
「信頼関係の構築」が勇気を与える(杉本春樹)
必要不可欠だったもの(田山典孝)
今、必要なのは「支援」なのか、それとも(伊田勝憲)
差異を認知することから出発してほしい(梅木智治))
第3章 支援する経験から見えてきたこと(ひきこもり家族・当事者の事例から学ぶこと(川本太郎)
家族をささえて二五年、対話と安心の居場所―KHJ・NPO法人なでしこの会(田中義和)
不登校・ひきこもりという「人生の道くさ」―東山区「不登校・ひきこもりを考える親の会」“シオンの家”(上坂秀喜)
生きる喜びはだれにでも―子どもも大人も元気になる「居場所」づくり(森下博))
第4章 共に生きる社会をつくる(「登校拒否・ひきこもることが問題視されない社会をどうつくるか」(前島康男)
ひきこもり支援の現状とひきこもり基本法(田中義和)
登校拒否・不登校から問い直す教員養成と研修の課「生物・心理・社会(BPS)モデル」に着目して(伊田勝憲)
ひきこもりと生活保護(宮田稔子)
スウェーデンのひきこもりの若者の実態とその支援のとりくみ―早期発見と早期支援を中心とした継続的な社会支援(サリネンれい子))
著者等紹介
田中義和[タナカヨシカズ]
1951年生まれ。NPO法人なでしこの会理事長、特定非営利活動法人KHJ全国ひきこもり家族連合会前理事。東京教育大学教育学部心理学科・同大学院修士課程修了(発達心理学専攻)。名古屋短期大学、桜花学園大学・同大学院教授などを歴任
藤本文朗[フジモトブンロウ]
1935年生まれ。滋賀大学名誉教授。博士(教育学)。全国障害者問題研究会顧問
森下博[モリシタヒロシ]
1943年生まれ、NPO法人堺子育て・教育ネットワーク副理事長、元大阪健康福祉短期大学教授、元大阪大学大学院人間科学研究科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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