出版社内容情報
子どもをひとりの人として尊重する考えが、第二次世界大戦後すぐの日本にありました。子どもと書くことには、その思いが込められています。では、こども、子供と書くことにはどんな意味が? 災害のあった地域で、おとなを励ます子どもたちの活躍も。子どもをおとなより下の存在と見るのは正しいのか考えます。
【目次】
内容説明
子どもって「やっぱりすごいよね」子どもをひとりの人として尊重する、「子ども」と書くことに込められた思い。子どもはおとなより下の存在と見てよいのか?
目次
一 「こども・子ども・子供」の表記とその背景
二 敗戦直後の初心―児童憲章を忘れてはならない
三 「こども基本法」は歴史を踏まえているか―児童憲章と子どもの権利思想の視点から
四 子どもの権利保障と学校の役割
五 子どもの権利保障と31条(余暇・遊び・文化芸術)
六 「子どものベスト・インタレスト」とは何か
七 「子どもの尊さ」「子どもリスペクト」の思想と子ども観(対談:山下雅彦)
補論 かこさとしの子ども論・子ども観―遊び・学び・生きることの探究と「子どもの権利」の尊重
著者等紹介
増山均[マシヤマヒトシ]
1948年、栃木県宇都宮市生まれ。専門は教育学、社会福祉学。東京教育大学文学部哲学科、東京都立大学人文科学研究科大学院卒業。日本福祉大学、早稲田大学教授を経て、現在、早稲田大学名誉教授。日本子どもを守る会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



