シジュウカラガンを呼びもどせ！

野泉 マヤ【著】

新日本出版社（2025/10発売）

• サイズ 46判／ページ数 144p／高さ 20cm
• 商品コード 9784406069090
• NDC分類 K488
• Cコード C8095

出版社内容情報

「必ず仙台の空にシジュウカラガンの群れを呼び戻す！」1970年代、絶滅寸前の渡り鳥を日本に呼び戻すことは、荒唐無稽、99・９パーセント不可能な話だと多くの人が思っていた。しかし、それは決して大きな夢で終わることはなかった…。渡り鳥の復活に献身した人々に取材し描いたノンフィクション物語。


【目次】

内容説明

シジュウカラガンをもう一度、仙台の空へ…。９９．９％不可能と言われた夢を実現させた真実の物語。

目次

第１章　なぜ、ガンは宮城県に集中しているのか？
第２章　伊豆沼での出会い
第３章　実現不可能と言われた横田さんの夢
第４章　なぜシジュウカラガンは、絶滅寸前まで追いこまれたのか？
第５章　国際シンポジウムでつかんだアメリカとの縁
第６章　アメリカからシジュウカラガンがやってきた
第７章　ユリカモメが運んで来た幸運、そして奇跡が起こる
第８章　カムチャツカ半島からエカルマ島へ
第９章　新たな問題と自然災害
第１０章　最後の放鳥、九十九・九パーセント不可能と言われた夢は？
第１１章　ガンと人との共生という難題
第１２章　未来へつなぐ取り組み

著者等紹介

野泉マヤ［ノイズミマヤ］
茨城県生まれ。『きもだめし☆攻略作戦』（岩崎書店）で第２６回福島正実記念ＳＦ童話賞大賞受賞。日本児童文芸家協会会員、創作集団プロミネンス会員、みちのく童話会員、加美郡を渡るガン、ハクチョウを未来へのこす会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[がらす]

飛来するのが年に3羽と、絶滅寸前だったシジュウカラガンの渡りを復活させるべく尽力した人々のノンフィクション。保護する会の人々の思いは行政を動かし、海の向こうともつながっていきます。長年続いた放鳥プロジェクトが打ち切られた後にどうして飛来数が増えたのか気になったのと、もう少し鮮明な写真が見たいなと感じました。

2025/10/31

[かはほり]

絶滅の危機にあるシジュウカラガンの冬の越冬地として、宮城県の人たちがそれを復活させたノンフィクション物語。写真が小さく表紙や扉が鳥のシルエットだったので、ネットで確認したら、とても美しい鳥だった。渡り鳥の保護や研究は、自国だけで完結できないことがよく解り、江戸時代には正確な図鑑があったことなどは驚いた。図鑑を編集した堀田正敦について調べたら、NHK大河ドラマと同じ時代の殿さまで、松平定信の抜擢で若年寄を務めた高級官僚だったのね。

2025/11/30