出版社内容情報
生成AIは私たちの生活・社会をどう変える? AIは人の心の働きに近づく?――そんな気になる話題を科学的社会主義の立場で掘り下げました。AIのしくみと限界、労働・経済・メディア・政治・教育などへの影響、未来社会での可能性、ルールの必要性など、今のうちに知っておきたいテーマをわかりやすく論じた一冊です。
【目次】
内容説明
生成AIで社会は?人の心に近づく?未来社会では?いまこそ知っておきたいこと!
目次
第1部 AIとは何か―理論的AI論(AIの定義とイメージ;生成AIとは何か)
第2部 AIと人間―体験的AI論(AIは人間の知的活動をどこまで機械化できるか―《知・情・意》のうちの「知」の領域;AIは人間の心の世界をどこまで機械化できるか―《知・情・意》のうちの「情」の領域;AIロボットとの共働と「疑似自律性」の罠―《知・情・意》のうちの「意」の領域;AIが進化しても人間は負けない、決して負けてはならない)
第3部 AIと社会―社会的AI論(AIと科学・技術;AIと社会科学―経済学の課題を中心として;AIと政治;AIと教育;AIとメディア;AIとルール;AI、デジタル社会にどう向き合うか)
著者等紹介
友寄英隆[トモヨリヒデタカ]
1942年、沖縄県生まれ。労働者教育協会理事。一橋大学経済学部卒業、同大学院修士課程修了。月刊誌『経済』編集長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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樋口佳之
39
「社会主義社会では、知的創造的活動は利潤原理の枷から解放されます。それはまた搾取制度にもとづく資本主義的な私的所有権制度そのものの土台を掘り崩す/こうした視点が語られることが特色の本だと思うのですが、既に、コピーレフトやその後継物によってITの世界では現出し、そもAIの急速な進化もそれ抜きに語れないはず。(スパコンOSはほぼLinux派生。クローズなら今だMS帝国)ところがそれが新しい巨大な集中を生んでいる事、そこが謎。/RISC-Vはアーキテクチャレベルで突破する事に繋がるのかなあ。2025/08/09