出版社内容情報
大企業・富裕層を利する「異次元金融緩和」は日本経済を脆弱なものにしてしまった。日銀はインフレに対処する金融引締策をとれず、高物価・超低金利で苦しむ家計に国・企業は「貯蓄から投資へ」と促すが、一層の格差拡大の道では? 事の経緯を米ウォール街の狙いを含め解明。今後何が必要かをわかりやすく問題提起する。
内容説明
物価高、不況なのに株高、投資のススメ…。いったいなぜ?いびつなマネー事情を解明。
目次
第1章 異次元金融緩和政策と脆弱経済国家への転落―異次元金融緩和の大罪と「日沈む国」
第2章 新自由主義と米ウォール街の日本改造―アベノミクスと異次元金融緩和政策の深層
第3章 経済のグローバル化・情報化・金融化と金融再編成―米ウォール街・財務省複合体の金融覇権
第4章 円安・物価高・株高と外資の金融侵略―表出する異次元リスクと外資の金融収奪
第5章 「資産運用立国」と格差拡大・キャピタルフライト―脆弱化する日本経済と米欧日金融独占資本の収奪
第6章 金融独占資本のグローバル市場支配と投資銀行業―現代の金融資本と金融寡頭制の特徴
著者等紹介
山田博文[ヤマダヒロフミ]
1949年新潟県生まれ。群馬大学名誉教授・商学博士。中央大学大学院商学研究科博士課程、(財)日本証券経済研究所研究員、群馬大学教育学部教授、などを経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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