内容説明
いったい文豪はどんな風景を生きていたのか。はたして作品はいかなる風景にささえられているのだろう―。小林多喜二の北海道から、山之口貘の沖縄まで、北から南へとならべた「文豪の風景」。名作の舞台を知れば文学が鮮明に見えてくる。
目次
小林多喜二の風景―小樽/カムチャッカ沖
国木田独歩の風景―武蔵野/空知川
石川啄木の風景―盛岡/函館
井上ひさしの風景―鎌倉/仙台/大槌町
太宰治の風景―富士山麓/津軽
寺山修司の風景―青森
藤沢周平の風景―鶴岡/湯田川温泉/深川
柳田国男の風景―遠野/沖縄
宮沢賢治の風景―岩手
萩原朔太郎の風景―前橋/馬込〔ほか〕
著者等紹介
高橋敏夫[タカハシトシオ]
文芸評論家・早稲田大学文学部教授。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院博士課程修了。近現代日本文学専攻
田村景子[タムラケイコ]
早稲田大学・亜細亜大学講師。1980年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院博士課程修了。近現代日本文学専攻。学術博士(早大 2012年)。アニメ・現代演劇評論も(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふろんた2.0
14
文豪の作品の舞台をその当時の写真も交えて紹介。読んでない本が多いのもあるけど、シリーズ前作の『文豪の家』と比べると、イメージがぼやけてしまった。2014/07/16
ポメ子
6
作家の生涯や作品にゆかりのある地が紹介されている。掲載されている文豪の本を読む時は、またこの本の該当部分を読みかえしたい。2023/02/24
たか
6
『文豪の家』を以前に読んだから今回はこちらを。2017/09/05
のり
6
文豪はどんな風景を生きていたのか、名作はいかなる風景に支えられていたのか知ることができる。小説の舞台の風景を収録しているので、これまでに読んだことのある作品は文章が景色となって、より脳裏に鮮明に突き刺さってくる。まだ読んでいない作家の作品も、背景が少し分かることで、読んでみたくなりました。2016/10/21
方々亭
3
36名もの作家の、ゆかりの土地の風景を紹介したムック本。一人につき4ページの割り当てなので、それぞれごくさらっとしか紹介されていない。それでもこうやってビジュアルで見れるのは興味深い。2022/04/28
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