内容説明
政権に同調的なマスメディアはこうして作られた。
目次
1 戦後メディアの再編成とは(メディアの再編成―全国紙を頂点としたピラミッド型;世論操作機関「日本広報センター」;“制作分離”とプロダクション化の波;せめぎあい、そして…)
2 新聞とテレビの系列一本化(東西のネット組みかえと三つ巴の「力学」;ジャーナリズムの変質と劣化;小選挙区制とメディアの犯罪;椿発言問題)
3 裏切られた公共ライブラリーと独立行政委員会構想(ライブラリー運動の旗揚げ;推進に水差す「映像産業育成構想」;生かせなかった「独立行政委員会構想」)
4 政権のメディア支配に抗して(NHK会長公選制のとりくみ;安倍政権によるメディア支配の強まり;放送法の取り締まり法化を阻止)
著者等紹介
松田浩[マツダヒロシ]
1929~2020年(11月3日死去)。1953年東北大学経済学部卒業。日本経済新聞社入社、編集委員を経て、立命館大学教授、関東学院大学教授を歴任。メディア総合研究所研究員。著書に『ドキュメント放送戦後史1・2』(1980‐81年、双柿舎、1でJCJ奨励賞受賞)、『講座現代ジャーナリズム(3)―放送』(共編著、1973年、時事通信社)、『知られざる放送』(共同筆名・波野拓郎、1966年、現代書房、JCJ奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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