内容説明
「そんなにいうなら、とりかえっこしようか」「いいよ」―すみれちゃんのあこがれは、チルのおねえちゃん。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
53
児童書。小学4年生のみちる(チル)は、二つ年上のお姉の、ぞみと比べられることにうんざりしていた。素直になれず、ケンカばかりしている。最近、のぞみの様子がおかしいと思っていたみちるは、姉が置き忘れていた日記を盗み読む。そこには、完璧優等生だと思っていたのぞみの苦悩する心が書かれていた。盗み見はすぐにばれて、口もきいてくれない大喧嘩になった。遊びに来た親友のすみれは、のぞみに憧れている。みちるとすみれは、お互いの立場をうらやましがり、入れ替わりたいと願い、服をとりかえっこする。その時、激しい雷が鳴り響き…▽2020/06/25
退院した雨巫女。
11
《私-図書館》姉妹って、どっちもどっちかな。私は、姉だから、妹の気持ちがわからない。出来る方できない方で言えばできない方だったしなあ。くらべられるってつらいなあ。2024/11/26
頼ちゃん
7
友だちが羨ましくて、いれかわりたいとおもっていたが、いれかわってみたら、元の家族の良さに気づく話。よくある話だが、読みやすくてよかった。日記を勝手に読まれたら嫌だな。簡単には許せないかも。2020/07/27
登志子
2
児童文学、文字が大きくて、気楽に読めた。 お姉さんがほしかったとか、弟に産まれたかったとか、子どものころはよく思うものだ。 主人公たちも、とりかえっこをしてみるが、それぞれの良さや問題点を感じ、やっぱり自分の生活がいいと思う。 人生って、ソンナモノですね。2022/12/19
がばいおばちゃん
1
最後の、のぞみの説明のところの会話文がちょっとわかりにくく感じた。子どもの頃よく空想した自分が…だったらなぁっていうお話。2020/08/08
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- 和書
- ノースライト 新潮文庫