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第2部 資本の流通過程(資本の諸変態とそれらの循環(貨幣資本の循環;生産資本の循環;商品資本の循環;循環過程の三つの図式;流通時間;流通費))
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
樋口佳之
48
何度か挫折している第二部。OCR写経のおかげ。/貨幣資本、生産資本、商品資本と変動しながら循環する三態を、それぞれの態を起点として三度考察する入念さと、第一部に比較して抽象化された考察で書き進む構成を受け入れればなんとか…。/著作タイトルは「資本論」で、「搾取論」でも「剰余価値論」でもないのだから、実際の資本主義経済の姿を描写する流通過程に進むのはごく自然の事とは言え…。/会社のBS、PLとか想像しながら読むと何言っているのかつかめそう。/Appleや、カンバン方式のTOYOTAの強みがわかったかも。2024/01/01
Akiro OUED
4
マルクスは、資本の運動を分析して、資本は静止できない、すなわち労働が生み出す剰余価値の搾取が継続する、よって資本は増殖し続けると結論した。で、流通は、商品に価値を付加しないとも言う。じゃ、GAFAとかのプラットフォーマーは、資本論の取り扱い範囲外なのかな。疑問を持ちつつ次へ。2021/01/03
gkmond
1
流通のお話だった。わかったようなわからないような。ぱっとイメージできるところとむむむってところが入り混じっていた。2022/07/08