目次
相対的剰余価値の生産(相対的剰余価値の概念;協業;分業とマニュファクチュア;機械と大工業)
絶対的および相対的剰余価値の生産(絶対的および相対的剰余価値;労働力の価格と剰余価値との大きさの変動;剰余価値率を表わす種々の定式)
労賃(労働力の価値または価格の労賃への転化;時間賃銀;出来高賃銀;労賃の国民的相違
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
樋口佳之
53
デジタル写経。人新世の「資本論」を読んだ時の「分業の禁止」について、改めて考えざるを得なかったです。分業が効率性を高め、富の増加速度を速めるとして、それぞれの分業現場に固定的に配置された人間の能力に著しい偏りを生んでしまうとか、そもそも苦痛のみが持続する仕事を強いられるとか、それは正しい方向なのかと。「分業はしょうがないよねえ」とか判断停止しないで、少なくと「無知のヴェール」にしたがって、「その現場は許容されるのか」が問われないといけないのでは。2023/12/18
Akiro OUED
3
機械が人を酷使する工場にて、マルクスは、人と機械の動力源の差異を軽視してる。けど、資本主義が地球を搾取してきたことが明白な今日、生産の機械化が、地球搾取を指数関数的に増大したと断言できる。マルクスは、自噴する原油や核分裂反応を知らなかった。資本の搾取にたじろぐマルクス、GO!2020/11/22
gkmond
2
なぜに自民党が世帯にこだわるのかとか、賃上げによるデフレ解消を目指さないのかとかがやたらはっきりと理解できてしまい笑う。必要労働時間なる概念はやっとこういうことか? とイメージ湧いたけど、著者のほうで視点がごちゃごちゃしてないかこれという疑問も。あと女性労働についての物言いはなんつーか時代の限界を感じる。2022/06/10
Juonn Izuhara
2
労働時間の歴史を知り、先人の戦いを知る。2020/08/11
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