内容説明
震災、水俣、戦争…受入れ難い出来事を生きる人々の姿から。
目次
第1部 悲しみの中で人が成熟するということ(復興の教育思想を考える―沿岸被災地と福島原発事故より;福島における「怒りと祈り」―和合亮一『詩の礫』より;「大地への罪」を問いながら;災禍と向きあう「老い」;過酷な状況下で現実と向き合う人間の形成;悲しむことの教育的価値;教育は子どものしあわせにどう力になれるか)
第2部 災禍と風景から教育を考える―「地域と教育」の個人史的試論(地域の発見、風景への思い;恵那の生活綴方と「なつかしさの教育」;福島における原発災害と「生業の思想」;水俣病患者の語りと不知火の海;沖縄戦の思想化)
著者等紹介
佐藤広美[サトウヒロミ]
1954年北海道夕張に生まれる。1988年東京都立大学大学院博士課程単位取得。現在、東京家政学院大学教授、博士(教育学)、教育科学研究会副委員長、日本植民地教育史研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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