「誇示」する教科書―歴史と道徳をめぐって

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「誇示」する教科書―歴史と道徳をめぐって

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784406063319
  • NDC分類 375.32
  • Cコード C0037

出版社内容情報

こんな叙述は教科書にふさわしいか? 日本を過剰に美化する一部教科書を詳しく分析。歴史や道徳の教育にどう向き合うかも考える。「日本の支配で植民地が発展」「日本人の国民性は優れている」……このように読める歴史や道徳の教科書が問題になってきた。その叙述を詳しく分析。またその社会観や人間観、安倍政権との関係を論じるとともに、道徳の教育に真摯に向き合った先人の論考も紹介する。教科書が何かを「誇示すること」の危うさに警鐘を鳴らす!

佐藤広美[サトウヒロミ]
著・文・その他

内容説明

こうした叙述、文体は教科書にふさわしいか。

目次

第1章 安倍政権を支持し、ともに歩む歴史教科書・公民教科書(日本教育再生機構が描く歴史像の矛盾―『新しい日本の歴史』(育鵬社、二〇一五年版)
最初に検定合格した歴史修正主義の教科書―『新しい歴史教科書』(扶桑社、二〇〇一年版)
国家戦略観による歴史教科書―『新しい歴史教科書』(扶桑社、二〇〇一年版) ほか)
第2章 道徳の教科化と戦後民主主義への懐疑―日本教育再生機構の道徳観(植民地支配責任を考えさせない道徳教科書の登場―日本教科書版「中学校道徳」(二〇一八年版)
戦後民主主義への懐疑と道徳の教科化―教育出版版「小学校道徳」(二〇一七年版)
修身教育を復活させてはならない―二〇〇八年学習指導要領の問題 ほか)
第3章 「誇示」する教科書の社会的背景―人間観と教育観を中心に(戦略的な生き方と歴史認識―「つくる会」のパワー・ポリティックス観批判;新自由主義的人間像を問う―教育基本法「改正」(二〇〇六年)前夜
「美しい国、日本」を支える教育観―「ゼロ・トレランス」と「沖縄集団自決」問題を中心に ほか)

著者等紹介

佐藤広美[サトウヒロミ]
1954年北海道夕張に生まれる。1988年東京都立大学大学院博士課程単位取得。現在、東京家政学院大学教授、博士(教育学)、教育科学研究会副委員長、日本植民地教育史研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tellme0112

10
子どもが小学生なので道徳の授業を見学する機会がある。いつも教材選びや読み物の解釈について、授業の進行やねらいとは違う思いを抱えて、モヤモヤ思うところがあった。この本は、何がそうさせているのかを修身の教科書と比較しながら見せてくれる。大江健三郎の「沖縄ノート」再読したいと思った。P203の引用<「およそ人間がなしうるとも思えぬ決断」への悔恨と痛覚の欠落。そうした欠落を容認する多数の日本人。>ここを読んだとき、「ペインアブソーバー」という用語を思い出した。日本の現実世界では、この痛覚を奪われているのか2019/04/12

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