内容説明
いわさきちひろの軌跡をたどる―。戦前戦後の激動の時代を、深い模索と苦悩を抱えながら駆け抜けたちひろ。妻、母、画家として生きた波乱の人生をゆかりの地から紐解きます。
目次
1 信州・北陸(武生―ちひろ生誕の地;武生―歴史探訪の町 ほか)
2 東京(渋谷区・四反町―画家ちひろの原点;目黒区・中目黒―ちひろと向田邦子が住んだ町 ほか)
3 外国(中国遼寧省・大連―東洋のヨーロッパ;中国黒竜江省・ハルビン ほか)
4 国内ゆかりの地(被爆地・広島;東京・渋谷、神宮球場から福岡県・小倉陸軍連隊へ ほか)
5 食とファッション(ちひろとファッション―銀座~南青山・洋装店ルネ;ちひろとファッション―戦後の焼け跡とショールカラー ほか)
著者等紹介
竹迫祐子[タケサコユウコ]
1956年、広島県生まれ。1984年より、いわさきちひろ絵本美術館に勤務。学芸員として数多くの館内外の展覧会企画を担当、作品収集に関わる。公益財団法人いわさきちひろ記念事業団事務局長、安曇野ちひろ美術館副館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
21
先日、いわさきちひろの生誕100周年の展覧会に行き、彼女の生きざまが気になって借りたのですが、ちょっと期待外れ。日本国内、海外、お洋服と食べ物に分けて紹介してあるせいか、話があっちこっちに飛びすぎ。時系列に紹介してほしかったです。ちひろさんは、満州に行かれたこともあったのですが、大陸に合わなかったようで早めに帰国されました。それが助かった要因のひとつでしょうね。引き揚げについて、もう少し詳しく知りたかったなぁ。2018/08/19
tsubamihoko
0
画家いわさきちひろの素晴らしさは知っていたけど、妻としても母として完璧な人だったのだなと思いました。 ちひろさんの絵のようなほんわかした人というよりは、ちょっと近寄りにくい部分もある人なのかも。2017/08/14
Hideichi Sekiya
0
いわさきちひろさんの足跡によって人となりがみえてきました。2017/07/05