内容説明
日本が戦争をしていたころ。飛行機乗りになるための訓練用に作られた、木造・布張りの小さな飛行機がありました。「天馬」です。弱虫でもいい、この重たい爆弾を、海の中に落としてしまえたら―
著者等紹介
ばんひろこ[バンヒロコ]
1957年、東京都生まれ。玉川学園女子短期大学保育科卒業。「サークル・拓」同人
北住ユキ[キタズミユキ]
大阪生まれ。3歳で東京へ。セツ・モード・セミナー、Mイラストレーションズ卒業。装画・挿絵・絵本等を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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杏子
15
西日本読書感想画指定図書中学年向け。この天馬というのは、馬ではなくて、日本が戦争をしていた頃、飛行機乗りになるために訓練用に作られた、木造で布張りの小さな飛行機のことだった。この本はその天馬の視点で物語か進んでいく。厳しい教官にしごかれて立派な飛行機乗りになっていく訓練生たち。その一人だったヤマという青年と天馬が互いに交流し、心を繋ぎあわせていく。やがてヤマは訓練学校を去り、立派な パイロット となって天馬の前に姿をあらわすが。最後の下りではやはり?ラストは夢のある内容だったが、少し寂しい印象が残った。2018/06/04
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- 和書
- 近世武家政権成立史の研究