目次
第1章 全宇宙の中でヒトを考える
第2章 アリの微小脳、ヒトの巨大脳
第3章 ヒト、人になる―人間の条件
第4章 日本人はどこから来たのか
第5章 ヒトと野生動物を分けるもの
第6章 ヒトの心の進化
第7章 戦争と平和の生物学
第8章 宇宙船「地球号」はどこへ行く
著者等紹介
若原正己[ワカハラマサミ]
1943年、北海道生まれ。北海道大学理学部卒、同大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。1970年から北海道大学理学部で研究・教育に従事。両生類の実験発生学が専門で、主な研究テーマは「遺伝子発現に及ぼす環境因子の影響」。2007年に北海道大学を定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
カザリ
31
切れ味はそれほどないけれど、興味のあるスレッドが網羅されていて、読みやすく、自分の思考を整理できた。この手の解説本って意外にない気がする。なんだかんだ、よかったです(はじめからそういえ)2016/10/16
ほよじー
13
★★★★日本の縄文時代は1万5千年の長きに渡り安定した平和な時代であり、大規模な戦争の痕跡は残っていない。そんな平和な狩猟採集漁労民であった縄文人の楽園に、稲作農業と鉄器を使用する弥生人が大陸から流入し、混血して日本人が生まれた。ヒトには「争う遺伝子」があり、縄張り意識があり、周りの部族との争いが絶えない。しかし理性で争いは抑制できるはず。2019/02/04
GASHOW
8
ヒトはなぜ争うのか 進化と遺伝子から考える。という魅力的なタイトルだ。進化も宇宙誕生からの進化を年間カレンダーにして説明していたが、スケールを大きくとらえすぎているので、人類の発生が最後の1秒になっていた。性が分かれて、男性が攻撃的になり寿命が短くなったことが結論の一つになって。男性を発生させる遺伝子が1400万年後にはなくなるので、他の方法で男性をつくるようになるという話は面白かった。著者は学者ではないため居酒屋で壮大な話がもりあがるような流れに感じた。「暴力の人類史」のほうが、深くて面白かった。修正有2016/04/22
くらーく
1
進化と遺伝子から考える、とあるので、生物学的な説明が長いです。でも、それが回答になっているのかどうか?結局は、ヒトも良きもので遺伝子を持っているので、それを残そうとするがために争う、と言う解釈で良いでしょうかね。生き物としての宿命なのかと。 ただ、ヒトが争わないようにするには、教育の力。これに尽きるとの事。これには同意します。風土、国風、思想なども含めて。日本だと、『空気』と言うのが分かりやすいかも。 そうは言っても、相手があっての事ですからねえ。いくら、こちらが戦いたくなくても、降りかかってきた場合。。2025/07/26
y
0
ヒトは他の生物と同じという前提に立って読むと、すんなり理解できます。 ただ、環境によって、争いになったり相互理解になったりするのが、他の多数の生物とは違うところ。 十戒が裏を返すと、その行為が横行していたというのが、衝撃…2017/11/01
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