目次
第1章 米軍占領下の沖縄で(六〇年代の沖縄と日本;あの写真を撮った時のこと;基地と基地の合間に沖縄がある ほか)
第2章 「祖国復帰」の前と後(復帰への流れと背景;戦争の記憶を伝えるということ;変わらない米軍基地と安保の現実)
第3章 再び「島ぐるみ」となったうねり(転換点となった一九九五年の出来事;アレン・ネルソンとの出会い;抵抗のスパイラル)
著者等紹介
嬉野京子[ウレシノキョウコ]
報道写真家・ディレクター。1940年東京都出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tellme0112
6
うわあああ!すげー本を読んでしまった!図書館の新刊コーナーでなぜか誰からも借りられずに残っていた。運がいい!!すごいよ。写真ってすごい…2015/11/19
はみだし
5
沖縄の人々が感じる痛みを、本土のわれわれは理解していないことを痛切に感じた。沖縄に基地はあるべきなのか、もし中国が攻めてきたら、という問いに答えようもないけれど、問題意識を常にもっていたいと思う。読んでおいてよかった。2016/09/28
sasha
3
沖縄返還以前から、沖縄を訪れ写真を撮り続けて来た嬉野京子氏の集大成か。在沖米軍の車両にひき殺され、道路に横たわる少女の写真。いつ・どこで見たのかはすっかり忘れてしまっているけれど、この写真は脳裏に焼き付いていた。嬉野氏のレンズが捉えた沖縄が本書に凝縮されている。明治政府による琉球併合から、沖縄は日本であって日本でない場所なのか。そんなことはない。沖縄を捨て石にして来た事実と向き合わなけりゃいけないよな。と言いつつ、私は未だ沖縄に行けていないんだが。2016/06/03
健康平和研究所
1
50年前は沖縄にカメラを持って入れなかった2017/05/27
Comics
1
昭和の沖縄の写真が見たくて図書館で借りた。米軍車輌に轢き殺された幼女の写真は圧巻。左翼の女性写真家なので、文章はシールズと同じお花畑平和主義。中国が沖縄を戦場にしようとしていることに気がついてないのかな2016/10/10