内容説明
なぜ米軍ヘリパッド建設にあらがうのか。美しい森にくらす沖縄本島北部・高江の人びとの切なる願い。
目次
プロローグ やんばるの森から
十人十色の座り込み
心をゆさぶる力
本土並み?
高江に来ないか!
時代は変わる
長続きのコツ
スラップ訴訟―仮処分決定
対峙を強いられる現場
非暴力のお手本に〔ほか〕
著者等紹介
伊佐真次[イサマサツグ]
1962年生まれ。沖縄の伝統的な位牌「トートーメー」を製作する数少ない木工職人
森住卓[モリズミタカシ]
1951年生まれ。フォトジャーナリスト。『セミパラチンスク』(1999年、高文研)で日本ジャーナリスト会議特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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二人娘の父
5
東村高江地区に突然持ち上がった米軍ヘリパッド建設計画。以来、十数年にわたる建設反対運動の中心メンバーである著者のエッセイ集。沖縄本島北部、多くの天然記念物や希少種が生息する「やんばる」。この自然を愛し、豊かな森とともに暮らしてきた人びとの生活は、米軍ヘリパッド建設計画の浮上により一変する。写真家・森住氏の切り取る高江の自然も美しい。すべての日本人に受け取ってほしいやんばるからの「伝言」である。 2015/03/26
KYOKO
1
「標的の村」の上映会会場で入手した本。一気に読んでしまった。図太くしなやかでしたたかな高江の闘いに魅了された。2016/07/31
健康平和研究所
0
テンポの良い文章で一緒に泡盛を飲んでいる気がしました2017/07/15
Sym
0
沖縄に向かう飛行機の中で。座り込みをしている人の何気ない日常も描かれていてよかった。2017/03/07
ざまたかこ
0
映画「標的の村」の伊佐さんのイケメンっぷりに感動して購入。反対運動のしんどさと対比するように描かれるやんばるの自然や動物、美味しそうな食べ物やお酒のことが楽しい。自分の暮らしを自分で守ることについて考えさせられる。2017/02/02