内容説明
漂流に始まる数奇な運命と、幕末に果たした知られざる大仕事!
著者等紹介
岡崎ひでたか[オカザキヒデタカ]
1929年東京都生まれ。日本児童文学者協会・日本子どもの本研究会会員
篠崎三朗[シノザキミツオ]
福島県生まれ。桑沢デザイン研究所専攻科卒業。現代童画会ニコニコ賞、高橋五山絵画賞受賞。『おかあさんぼくできたよ』(至光社)、『おじいさんのランプ』(小峰書店)がミュンヘン国際児童図書館において国際的に価値のある本に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かいと
24
名前は聞いたことがあったけど、何をした人かわからなかったので読めてよかったです。アメリカにいったり、航海術の教授になったりして大変だったと思います。2016/07/28
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
第27回読書感想画コンクール・第3回全道コンクール 中学生・高校生 絵本講座おすすめ本 2018/06/26
パイセン先輩
4
めちゃめちゃおもしろかった。吉村昭さんの漂流を読んで、鳥島には万次郎も漂流したと知ったのが読むきっかけでした。私は坂本龍馬も大好きですが、この本を読んで万次郎もすごく好きになりました。胸熱くなるシーンがたくさんあったので、みんなにおすすめしたいです。2023/08/31
ガタコ
2
こちらの本も中学生くらいの子が読む課題図書のようで、途中説明が入っていたりするので興味深く読ませていただきました。 万次郎さんはまわりの方々に恵まれていたと思う。元々頭の回転が良かったと思うが、そこを見抜いたアメリカ人のキャプテンは人間的にも素晴らしい人。 時代背景も合わせて読み進めていくと、万次郎さんがおこなってきた事柄の関わりもわかり、面白かったです。2022/02/10
いぬふぐり
2
高知から漂流した漁師がアメリカまで辿り着けること自体奇跡だが、時は幕末、江戸時代が終わり日本開国のど真ん中に、よくぞアメリカから帰国し日本の新しい時代に必要な知識をもって生きてくれたことかと、その数奇な運命に感謝と感銘を受ける。歴史は時に、よくぞこの人物をこの時代に存在させてくれた❗️と奇跡のような物語を幾つか見せてくれる。その内の一つだなと思わせてくれる、ジョン万次郎の生涯です。2016/08/11