内容説明
ワタミ、ユニクロ…有名企業が実名登場!2014年度JCJ賞受賞の調査報道。
目次
第1章 ワタミ
第2章 ユニクロ
第3章 有名企業でもこんなにブラック
第4章 GPSや監視カメラまで
第5章 ワタミ元店員も期待する日本共産党のブラック企業規制法案
第6章 ブラックバイトも大問題
第7章 ここまできたブラック企業追及3国会議員が語る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパシーバ@日日是決戦
73
{2014年} しんぶん赤旗日曜版に掲載された「ブラック企業連続追及」から、ワタミ/ユニクロ/ロッテリア/カフェ・ベローチェ/秋田書店/日本海庄や/ハウス食品/来来亭らの有名企業に加え、スピーディ(自動車修理機器の輸入・販売会社)、ナノテック(金属加工機器メーカー)、さらにブラックバイトの悲惨な実態も。過酷なシフト、時間外労働、サービス残業、名ばかり管理職、雇い止め、過酷なノルマ、GPSやカメラで監視。出版から2年弱経過しているので、現状はどうなっているのかは不明だが、環境が改善されていることを信じたい。2016/09/07
フクミミ
6
日本共産党よ、よくぞ書いてくれました、という感じです。ブラック企業という言葉が一般に浸透してきてはいますが、実情を知る事が出来ました。 2016/08/25
名前ちゃん
2
ブラック企業日本の暗部の象徴2015/12/29
お魚くわえたザサエさん
1
具体的に社名を挙げているのがよい。大企業でも、宗教みたいに洗脳されることで、従順な人がブラック企業に疑問を持たなくなる。2015/12/12
kuronyann
1
東証1部上場企業を名指しで糾弾する迫力は読みごたえがある。「ブラック企業が成り立つのは、『正社員で募集すれば、いくらでも人は集まる』という労働市場になっているから」と1999年の労働者派遣法の原則自由化に原因を求めている。ブラック企業とともにブラックバイト問題にも言及してその解決法を示している。「ブラックバイトは、学生の社会的経験の未熟さや労働法・雇用のルールへの知識の乏しさにつけこんだ違法・脱法行為で成り立っています」と知識が必要と説く。ブラック企業・バイトの問題では本書は持っていて損のない1冊だろう。2015/09/26