内容説明
南部撤退の真実に迫る三巻目。病院壕で重症患者の「処置」を体験し、撤退の名で放り出された女子学徒隊や、南部へ避難する県庁職員、住民の彷徨の悲惨。
目次
第1章 第32軍司令部の南部撤退(第32軍司令部を放棄)
第2章 首里からの撤退(女子学徒隊の南部撤退;鉄血勤皇隊の撤退 ほか)
第3章 山部隊八重瀬岳野戦病院の解散(八重瀬岳の戦闘;青酸カリによる処置(6月3日東風平分院の解散) ほか)
第4章 摩文仁の原…砲弾に追われる日々(直撃弾による病院壕壊滅(ひめゆり学徒隊)
毎日誰かが死んでいく(でいご・ずいせん学徒隊) ほか)
第5章 母と子のあわれ(子を亡くした母;母を亡くした子)
著者等紹介
行田稔彦[コウダトシヒコ]
1947年新潟県生まれ。新潟大学教育学部卒業。現在、和光学園理事、日本生活教育連盟委員長。前和光学園幼小中高代表(学園代表)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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