内容説明
「願わくば衆生とともに」―反戦平和運動に生きる僧侶の情熱と足跡。
目次
第1部 宗教者平和運動の歩み(内なる心の平和と外なる世界の平和を―日本宗平協結成四十五周年;戦後三十九年目の反核平和運動に想う;ABCP軍縮委員会と日本仏教徒のたたかい)
第2部 宗派・信仰の相違をこえて(私の歩いてきた道から;住職在任五十年を迎えて)
第3部 平和の旅―ベトナム、カンボジア、アメリカ(北爆下のベトナム仏教徒―廃墟にあって聖教をまもる人々;垣間見たカンボジアの地獄;トライデント原潜基地の街をたずねて―シアトル訪問団報告)
第4部 政治と宗教(宗教を軍国主義に利用させてはならぬ;「靖国神社法案」の本質;靖国の批判から真の信仰へ―回向という問題をめぐって;歴史的教訓と仏教徒の責務―宗教と共産主義の対話をめぐって;宗教者の正しい政治参加について―宗教者平和運動のなかから)
第5部 教団問題・部落問題(東本願寺私物化ねらう黒い勢力―教団正常化運動の前進;宗教と同和問題―平和運動の立場から;部落問題解決へ宗教教団の課題)
著者等紹介
鈴木徹衆[スズキテッシュウ]
1931年2月、神奈川県小田原市の真宗大谷派正恩寺に生まれる。47年東京葛飾区の大谷派乗願寺へ転籍(鈴木家)、57年住職就任。50年頃より仏教徒平和運動に参加、62年日本宗教者平和協議会の結成とともに事務局員に。その後、事務局長、理事長(1987~2007年)、アジア仏教徒平和会議副会長などを歴任。現在、日本宗教者平和協議会代表委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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