内容説明
消費税増税以外に道があった!共産党の提言をわかりやすく解説。
目次
はじめに 日本の「失われた二〇年」は、消費税とともに始まった
第1章 消費税増税の三つの害悪(くらしと経済に大打撃;財政危機をますます深刻化 ほか)
第2章 「一体改革」の七つのウソ(「社会保障に使う」というウソ;「上げないと財政が危ない」というウソ ほか)
第3章 消費税増税なしで社会保障は良くなる(日本の社会保障はもっと良くできる;二つの改革、二つの段階 ほか)
著者等紹介
垣内亮[カキウチアキラ]
1952年12月24日、東京都出身。日本共産党中央委員会政策委員会。東京大学工学部計数工学科卒業。党の東京都委員会、国会議員団事務局への勤務を経て2000年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yo yoshimata
1
面白かったです。消費税にまつわる色んな議論の誤りを丁寧に説きながら、消費税増税がなくても道があることを説得的に展開しています。消費税だけでなく、財政のそもそもも分かるようになっていて、大変勉強になりました。2012/04/26
kadoyan
0
ヨーロッパの消費税の成り立ちや、日本の税収の落ち込みのひどさ、そして消費税を増税しなくても、社会保障を充実させ、財政を健全化させていく道が明確にあることなどを豊富な資料にもとづいて、科学的にあきらかにされています。著書は、消費税が導入される少し前から国会議員の秘書として、この問題に一貫してとりくんできたそうで、野田首相の増税をストップさせるための静かで強い意気込みを感じました。2012/06/24
nohalf
0
消費税を手掛かりにした財政学の本。社会保障を充実させるためには財源が必要であるが消費税以外にも法人税や所得税の強化によりこうした財源が集められることをかなり実証的に論じている。2012/06/05