内容説明
「ムダを省くために、自らを切る」という“方便”に、ご注意!誰もが納得する選挙制度を提案するハンドブック。
目次
1 国会議員定数削減をめぐる“せめぎ合い”(策動はここまで来ている;“大いなる災い”―定数削減の危険な正体;何を掲げて立ち向かうか ほか)
2 いまの選挙制度の問題点とは何か(渦巻く政治への国民の怒りその向かう先は?;品位なき国会・頼りにならない政治家;「二軍議員」を生む仕組みとしての小選挙区制と政党交付金 ほか)
3 議員定数と選挙制度についての憲法論(定数削減に道理はあるのか?;憲法はこう要請している;憲法が要請する選挙制度はこれだ)
著者等紹介
坂本修[サカモトオサム]
1932年生、弁護士・元自由法曹団団長
小沢隆一[オザワリュウイチ]
1959年生、東京慈恵会医科大学教授
上脇博之[カミワキヒロシ]
1958年生、神戸学院大学実務法学研究科(法科大学院)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちちもん
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パート2と3は、議員定数削減によりどういった問題が生じるか、あるいは小選挙区制のかわりにどのような選挙を行うべきかなど。とてもわかりすく面白く読めた。パート1があまりよくない。定数を削減したら少数意見が排除される。それくらいすぐにわかるが、議員定数削減により国民の多数意見さえ政治に反映されなくなるとの主張に説明が欲しくてこの本を買ったのに、原因と結果のみで経緯が書いてないことがある一方で、説明が無くともわかるところに説明があったり。必要な説明がなく不要な説明が付く。だが総合したら、とても良かった2012/09/30