すぐれた意思決定―判断と選択の心理学

すぐれた意思決定―判断と選択の心理学

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120026959
  • NDC分類 141.8
  • Cコード C0036

内容説明

我々の日常生活は、毎日、意思決定の連続である。恋愛からビジネス、国際紛争まで、ほとんどの事象は意思決定の過程・結果といえる。しかし我々は直観的・本能的に意思決定をし、実際に行なった意思決定の質に対しては驚くほど無頓着である。一方、国際化・ネットワーク化が進む現在、リスクを負わねばならないリーダーには、特にすぐれた意思決定の能力が求められている。本書は実際的な立場から「すぐれた意思決定」を実現する術を追求する。

目次

第1部 我々と意思決定(意思決定とは何か;世界の性質と情報を考える;我々の認知能力を考える)
第2部 直観的意思決定のおとしあな(情報データによる罠;数値データにおける罠;記憶情報における罠;推論における罠;直観的な決定ルールの罠)
第3部 高質な意思決定の実現と組織の意思決定(効果的に学ぶために;創造力と想像力;組織の意思決定)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1
人は朝起きてから夜寝るまで意思決定の連続で生活しているのに、その質についてあまり考えない。そういえば意思決定の上手な人なんて聞いたことない。本書は診断論的意思決定論の立場から、よりよい意思決定にはどうすればよいのかについて言及している。しかし人の脳は複雑な世界の中で行動不能に陥らないように、手抜きするようにできている。それがまた判断ミスの原因でもあるのだけど。意思決定に先立つ認知の罠についての知識があるだけでも、決める前にちょっと考えることが出来るようになるかもしれない。専門的な内容でも楽しく読めました。2015/01/17

福助

0
2008/06/29

katsu

0
GW中に読んだ。自分に役に立つかどうかは分からないが、法曹の人にとっては大変示唆に富む本だと思う。特に、よく知られていることではあるが、①起こった結果から、逆算して、原因、因果関係を作り上げてしまう人間の弱点、②自らの作った仮説を立証するデータを集めることにやっきになり、仮説を覆すデータを集めることを見落とす人間の弱点、③②の弱点を補うために、別の仮説はないかを人間の想像力・創造力で考えることで、予測の妥当性を高めることの重要性が心に残った。 2012/05/05

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