内容説明
はじめての日記論。赤裸々さと煩悶、心情の吐露から見える新たな啄木像。
目次
1 絶望の中で自らを鼓舞(心の高ぶりを抑え癒すもの;故郷の自然に癒される ほか)
2 社会主義への目覚めと模索(日露戦争に昴奮;余一人の個人主義―一元二面論 ほか)
3 啄木日記の魅力とは(ドナルド・キーンの評価;正直に赤裸々に真実を書くことの魅力とは ほか)
4 日記作品化への努力(作品化された「林中日記」;日記帳を変更して書き直す ほか)
5 国際性を持つ日記の意義(韓国での教員体験;韓国での啄木の受容 ほか)
著者等紹介
池田功[イケダイサオ]
1957年新潟県生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。韓国・東国大学校招聘特別専任講師、ドイツ・フライブルク大学及びボン大学日本文化研究所客員教授を経る。現在、明治大学政治経済学部教授、同大学院教養デザイン研究科及び文学部兼任講師。文学博士。国際啄木学会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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