内容説明
奇行と毒舌で知られた異能の書画家・雲道人/孫文を支援しつづけた海運王・田中隆/浅草オペラのスター・二村定一/満洲で甘粕事件の真相を知った活劇俳優・ハヤフサ・ヒデト―四人のたどった生の軌跡を円熟の筆でとらえて、万感胸に迫る最新短篇集。
著者等紹介
古川薫[フルカワカオル]
大正14(1925)年、下関生れ。山口大学卒業。山口新聞編集局長を経て、作家になる。平成3(1991)年、『漂泊者のアリア』で第一〇四回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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