内容説明
マルクスの生命力。現代の「具体的諸形態」をめぐる基礎理論の探究。
目次
第1章 マルクス経済学と現代のグローバリゼーション(マルクスの著述プランとその意義;後半体系、または世界市場を「生活環境」とする資本主義的生産 ほか)
第2章 マルクス後半体系(マルクス後半体系について;マルクス後半体系と本源的蓄積 ほか)
第3章 変動相場制は金を「廃貨」したのか?―マルクス経済学と変動相場制(変動相場制の意義;金の市場価格変動の原理的規定 ほか)
第4章 金融グローバリゼーションと「国際通貨」制度―世界市場における貨幣資本の蓄積と貨幣流通(前提的事項;後半体系レベルの利子生み資本と信用制度 ほか)
第5章 グローバリゼーション下の世界同時不況―マルクスの「世界市場と恐慌」によせて(マルクス恐慌論の骨子;マルクスの世界市場恐慌論、試論 ほか)
著者等紹介
村岡俊三[ムラオカシュンゾウ]
1931年生まれ、山口県出身。1958年、九州大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。以後、九州大学助手、西南学院大学講師・助教授、東北大学経済学部助教授・教授(担当、国際経済論)、関東学院大学教授(担当、経済原論)を歴任。東北大学名誉教授。経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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