内容説明
算数病院は、「みんなが算数ができるように」と、とも子先生が発明した病院です―。楽しくて、わくわくして、人なつかしくなる物語。
著者等紹介
後藤竜二[ゴトウリュウジ]
1943年北海道生まれ。早稲田大学文学部卒業。『おかあさん、げんきですか』(ポプラ社)で日本絵本大賞&読者賞、『幕末・南部藩大一揆 白赤だすき小○の旗風』(新日本出版社)で日本児童文学者協会賞受賞。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」代表。日本児童文学者協会会員
田畑精一[タバタセイイチ]
1931年大阪生まれ。京都大学理学部中退。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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火星人碧
4
カバーイラストが昭和の子どもたちを想起させる。勉強が苦手な鉄二、勉強はできるが上から目線の服部くん、勉強はできなくても向上心は持っている完太、不良中学生の子分になってしまったデンゾー、目立たないがしっかりした考えを持ち周りが見えているチー子、委員長タイプの由季、担任のとも子先生、みんなが懐かしく感じる。昔クラスにいたような顔ぶればかり。松じいちゃんやマーちゃんといった大人との絡みが温かい。昭和はこんなだった。今もこんな学校があるのだろうか。日本人は何か大切なものを捨ててきてしまったように思う。2025/03/14
まーたろ
1
鉄二の両親の青春が、現代の子たちにはピンとこないだろうなあ。この時代の格差と今の格差は似て非なるものがあるので、オススメの本にするのはちょっと抵抗がある。登場する子どもたちはイキイキしてるので、読める子は読めると思うんだが。『兎の眼』の読みやすい版って感じ(そう言えばあちらには鉄三が…!)。2019/01/15
ろうず
0
子どものことを真剣に考えている先生が熱くてすてき。 あの時代に子ども同士で学び合うというスタンスを題材にしているところがすごいと思う。2013/11/23
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