第二貧乏物語

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第二貧乏物語

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  • サイズ B6判/ページ数 397p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784406052474
  • NDC分類 331.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

『貧乏物語』の弱点を一掃し、科学的社会主義の普及に大きな役割を演じた『第二貧乏物語』を戦後の完全版を基に読み易い新体裁で刊行。

内容説明

思想弾圧が狂暴化するなか、新たな理論発展を遂げた河上が『貧乏物語』の弱点を一掃して、科学的社会主義の普及に大きな役割を演じた『第二貧乏物語』。当時、伏せ字を余儀なくされながらも、全編に溢れる社会的正義感とマルクス主義の真理性の主張で、読者の魂をゆさぶった名著を、元原稿による戦後の完全版をもとに、読みやすい新体裁で刊行。解説は『貧乏物語』で名解説の林直道氏。

目次

弁証法的唯物論(総説)
弁証法的唯物論(細論)
弁証法的唯物論の批判の批判
唯物史観(その1・社会の一般的運動法則)
唯物史観(その2・社会形態の推移の主要段階)
唯物史観(その3・社会的存在と社会的意識)
唯物史観(その4・プロレタリアートの認識の武器―必然の王国から自由の王国への跳躍)
唯物史観から資本主義的社会の解剖へ
驚くべき貧富の懸隔
資本主義的社会の細胞としての商品の分析
価値の実体としての社会的労働
剰余価値
剰余価値の出所
商品としての労働力
労働時間延長、賃銀値下げ、産業合理化―労働能率の増進、等々
資本主義社会の行き詰まり―その必然的崩潰

著者等紹介

河上肇[カワカミハジメ]
1879~1946年。経済学者。山口県錦見村(現・岩国市)生まれ。東京帝国大学農科大学講師、読売新聞社記者などを経て、1915年から京都帝国大学教授。1928年京都帝大を辞職し政治活動に参加。1933年に検挙・収監される。1937年出獄後は、自叙伝などを執筆。終戦後、活動への復帰を予定したが、1946年に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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カブトムシ

18
河上肇は、1879年に山口県岩国に生まれ、東京帝大を卒業しました。私は、大学時代に、東京大学のご出身の経済学の助教授にお世話になって、若い頃に経済学史を少し勉強しました。河上肇は、「貧乏物語」の後、「第二貧乏物語」も出しています。その後、京都大学で教鞭をとり、マルクスの「資本論」の解説の本を出しています。従ってマルクス主義の観点からの考察が加えられました。彼は、「自叙伝」も書いたリ、漢詩に通じていたり、文人の側面もあり、単なる学者ではなかったと言えます。私は、彼の学者に留まらなかった才能を尊敬しています。

壱萬参仟縁

3
「社会問題なるものは、根本的には、これらの生産諸力と社会組織との間に矛盾衝突が存在するために起こるのである」(50ページ)とは、本質的な指摘であろう。社会問題を多角的に捉えて、日本社会をどうしたらいい方向に進めることが可能か、という問題意識は3.11以降、どの分野でも問われるところであり、ここに社会問題を扱う河上先生の研究が蘇生するのである。「帝国主義が資本主義最後の段階」(185ページ、1929年10月)との指摘は、現代ではグローバリズムが帝国主義なのだろうか。マル経の思潮が大変を占めるが、搾取が鍵だ。2012/11/10

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