著者等紹介
嶋田忠[シマダタダシ]
1949年、埼玉県の農村に生まれる。日本大学農獣医学部卒業後、動物雑誌『アニマ』(平凡社)創刊に参加。以降、野鳥を中心に独自の世界を開拓している。1980年、北海道千歳市へ移住。1993年より7年間、ニュース番組(テレビ朝日)での特集「嶋田忠の野生の瞬間」シリーズのため、海外で映像作品を制作。2000年より、NHKの自然番組をハイビジョンカメラにて制作中。太陽賞、日本写真協会新人賞、日本写真協会年度賞など、多数受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いろ
19
早にえ行動を中心にモズ生態を描いた写真科学絵本。早にえ写真たくさんで,虫などや死がいが苦手な人は要注意。意外と身近にいるのに,野鳥に関心ない人はそばにいても気づかない鳥。我が家の8歳男児も然り^^; 大きな頭でぷっくりフォルムの魅力に気づかないのが残念。2年前の冬,我が家の小さな梅の木に2回,蛙の早にえがあった。この絵本には「早にえしても大抵忘れて置いたまま」とあるが,我が家は2回ともすぐに持ち去った。著者嶋田さん,高校時代のモズ写真エピソードが写真家のきっかけとの事,母(私)は思いがけない感動を得た。2017/01/20
遠い日
18
モズのはやにえはよく知られることだけれど、なぜ「忘れる」のかはよくわからないのだという。枝や鋭利なものに刺されたエサをみれば、本当に何でも食べる鳥だとわかる。眼光鋭いモズの写真、凛々しくていい。2015/04/22
いっちゃん
12
なかなか強烈な一冊。実際にはやにえをみたことはないけど、もし知らずに見つけたら、なんて残酷なことをする子供がいるんだろうと思ったと思うな。まさにハンター。2017/01/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
モズのはやにえ、不思議な行動です。せっかくのエサを忘れてしまうなんて!それだけ狩りが上手だから困らないということでしょうか?まだ解明されていないそうです。2022/08/31
紅花
5
良く目にするモズ。私と息子が好きな鳥。「はえにえ」の説明が中心。知っている話だったけど、モズの写真はいつ見ても飽きない。その後の作者の写真家になるきっかけになった話が興味深かった。2016/02/05