内容説明
双子の健と愛。柔道教室に通う愛は、ビーズ織り大好きの健を、からかい半分にこう呼ぶ―「オカマ」。
著者等紹介
岡田依世子[オカダイヨコ]
1965年秋田県に生まれる。『霧の流れる川』(講談社)で日本児童文学者協会新人賞を受賞
うめだゆみ[ウメダユミ]
梅田夕海。1973年東京都に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ムーミン
25
これは小中学生にぜひ読ませてあげたい。先生たちにも読んでもらいたいです。2022/09/19
カヤ
3
トランスジェンダーが出てくるお話。ビーズづくりが趣味の健と、活発で柔道をしている愛は双子。で、愛は男のくせにと健をバカにする発言をよくするけど、一方でトランスジェンダーの静さんのことはあっさり受け入れている。あることは差別しなくても、別のことは差別しているってことはよくありそうだなぁと思った。2017/02/17
にま
3
二卵性双生児の愛と健は小学生。彼らの住むマンションの1階にオープンした喫茶店のオーナーは性同一性障害の元男性。小学生が読むジェンダーを扱った本としては分かりやすくよかったです。こういう本を読んで、いろいろな生きかたがあっていいんだと気がついて欲しいと思います。2009/01/23
ねがい
2
二卵性双生児、細かい作業が得意でビーズ織りが好きな健と柔道に燃えている愛。新しくできた素敵なカフェ・レインボーのオーナーの静さんは性同一性障害者の女性。ジェンダーを扱った話としては、とても読みやすかったし素直に読めました。★★★☆☆2008/11/27
道錬
1
前半のキャラクターの作り方が丁寧で、それぞれが抱える問題をうまく示唆していると思った。2017/12/02