内容説明
江戸前期の若狭を舞台に、画に描いたような苛酷さと理不尽さ、そして息詰まる抵抗闘争を活写する「城」。天明の飢餓地獄に決起した越後農民と、時を同じく生きた良寛の生涯を描いた「蓑笠の人」。
著者等紹介
水上勉[ミズカミツトム]
1919年~2004年。福井県出身。12歳で相国寺塔頭瑞春院の得度式を受け、その後還俗。37回の転職をしながら『フライパンの歌』で作家デビュー。直木賞、菊池寛賞、吉川英治文学賞、川端康成文学賞、毎日芸術賞、日本芸術院恩賜賞など受賞多数。直木賞選考委員、芥川賞選考委員など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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