内容説明
過労自殺研究の第一線精神科医が原因と対策を解明し、人間らしい働き方を提唱する。
目次
1章 成果主義の労働現場から―手記(目先の利益を求め、人を壊す成果主義―某製造業メーカーの実態)
2章 成果主義と心身の健康悪化(「心の病」の労働者が急増―診療事例から;状態悪化の指標から)
3章 成果主義が「ストレス因子」を高める(成果主義と「心の病」の因果関係―「喫煙は肺がんの原因」の調査から;ストレスに大きく影響する「評価への納得感」 ほか)
4章 「心の病」を減らし、起こさない取り組みを―労働組合への期待(成果主義の下での働き方を考える―あるSEの例;「ワーク・ライフ・バランス」とメンタルヘルス ほか)
著者等紹介
天笠崇[アマガサタカシ]
精神科医。1961年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業、京都大学医学部大学院社会健康医学専攻博士後期課程。メンタルクリニックみさと所長、精神保健指定医、産業医、公衆衛生学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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