出版社内容情報
ヒトラーの核開発、マンハッタン計画の中心の科学者など10人に開発の謎に迫る、貴重なインタビュー。核兵器がある矛盾を問います。
内容説明
本書は、イタリアの科学ジャーナリストが、核兵器開発に協力した物理学者9人と広島原爆の被爆者である監訳者をインタビューして、核兵器開発にかかわる謎と科学者としての生き様、現在も抱いている本音を引出そうとして書かれたものです。
目次
第1部 原爆の歴史のあらまし
第2部 10の人生(最後の証言者:カール・フリードリヒ・フォン・ワイツゼッカーとヒトラーの原爆;物理学の長老と製図の謎:ハンス・ベーテ;機密を知った人:ジョゼフ・ロートブラット卿と瓶の中の魔人;目撃体験の完結:フィリップ・モリソン―まともな人間;サム・コーエン:いかにして心配するのをやめ爆弾を愛するようになったのか;被爆者:沢田昭二;ホール夫妻:厳しい選択と本当の人生;偉大な物理学者たち、大いなる策略:ロアルド・サグデーエフと母国ロシア;無垢の時代:リチャード・ガーウィンと「スーパー」を消す魔法の杖;自分だけの研究室:エレン・ウィーバー)
著者等紹介
マウリチ,ステファニア[マウリチ,ステファニア][Maurizi,Stefania]
イタリアの大学で数学を学び、インペリアルカレッジロンドンでジャーナリズムの修士号。現在イタリアの新聞、雑誌、ラジオなどで科学ジャーナリストとして活動。2003年、イタリアの若手科学ジャーナリストのためのArmenise‐Harvardフェローシップを受ける。『Una bomba,dieci storie』で2005年Citta di Cecina賞受賞
沢田昭二[サワダショウジ]
1931年広島市に生まれる。名古屋大学名誉教授。原水爆禁止日本協議会代表理事
高田愛[タカダアイ]
宮城県生まれ。1996年東京外国語大学卒業。元原水爆禁止日本協議会事務局国際部。現在、フリーの翻訳、通訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tellme0112
林芳
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- 和書
- 大智度論の研究