内容説明
古い社会の因習に文学で挑戦しつづけた藤村の人間解放の願いを現代に問う評伝。
目次
序章 時代の夜明け・人生の旅立ち
第1章 新しき詩歌の時―『若菜集』とその前後(女性解放への目覚め―『女学雑誌』・明治女学校・『文学界』;関西漂泊の旅・仙台への旅立ち;人間解放の新たな歌声―『若菜集』の世界 ほか)
第2章 人生の従軍記者―『破戒』とその前後(『破戒』の誕生まで;描かれた先駆的人間像―『破戒』の世界;『春』と『家』―『破戒』以後)
第3章 窓を開け、自由な空気を!―『処女地』とその前後(『新生』から『処女地』へ;女性の力で新しい道を―『処女地』の世界;『処女地』以後)
終章 激動の中で迎えた終焉―『夜明け前』とその前後
著者等紹介
川端俊英[カワバタトシフサ]
1933年旧満州普蘭店(現中国東北部)にて出生。広島大学卒業、立命館大学大学院修士課程修了。同朋大学名誉教授(日本近代文学)、京都女子大学非常勤講師、部落問題研究所主任研究員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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