内容説明
中野学校創設に関わった岩畔豪雄少将のもとで、「満州」・インド・ビルマ工作に奔走した若手情報将校―。新防衛大綱・改憲気運の中でふりかえる、軍部の大陸侵略の軌跡!戦後60年、戦争と情報工作の実態にせまる衝撃の一冊。
目次
1 残された十三冊の大学ノート
2 “あつかいにくい”若手将校
3 特殊任務への出発
4 一家を襲った左翼思想への弾圧
5 秘密情報機関「山」の創設
6 「満州国」での特殊任務
7 インド工作に暗躍する光機関
8 ビルマ作戦と十五年戦争の破局
9 情報将校たちの戦後
著者等紹介
岩井忠熊[イワイタダクマ]
1922年熊本生まれ。京都大学文学部卒業。立命館大学名誉教授、日本近代史専攻
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