内容説明
深刻化する雇用問題には、働く者にとっての明るい「出口」はないのか?「国際競争力」論をテコに「構造改革」・リストラを正当化する財界新戦略の誤り・危険性を究明し、そのなかで発展する「変革の展望」を力強く示す。
目次
序章 どこへ行くのか―日本(劣悪化する雇用・労働条件と健康破壊;労働者の死を誘う財界新戦略=「構造改革」)
第1章 「構造改革」を正当化する「国際競争力」論
第2章 「構造改革」下の雇用問題の新展開
第3章 九五年以降の日経連「労問研報告」―「構造改革」の新展開(強者の論理=「規制緩和」に労働者を誘い込む(95年報告)
「構造改革」の名で大企業本位の大改造(96年報告)
「雇用安定」を理由に生活破壊政策を(97年報告)
みずから招いた「危機」を労働者の犠牲で(98年報告)
「青い鳥」をかかげ労働者・国民にしわよせ(99年報告)
「人間の顔をした市場経済」がもたらす「痛みの山」(00年報告)
「人間の顔」を装い新たな労働者攻撃(01年報告)
ニセ「ワークシェアリング」で雇用破壊ねらう(02年報告)
「ダイナミズム」の名で支配を隅々まで(03年報告))
第4章 春闘と労働組合の役割・課題
著者等紹介
牧野富夫[マキノトミオ]
1937年熊本県生まれ。1962年日本大学大学院修士課程修了。現在、日本大学副総長・経済学部長、労働総研代表理事、労働者教育協会理事
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