内容説明
ハンセン病をのりこえ、カミングアウト(実名公表)した元患者と少女との出会い―。小学校高学年・中学生向。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
47
近所にある「国立療養所多磨全生園」をきになった中学生の三奈が、そこに住んでいるハンセン病の元患者と触れ合うことで、ハンセン病について学んでいく物語。児童書なのでハンセン病について分かりやすく描かれている。2019/07/31
菱沼
1
小説というより資料のような感じだった。主人公もその母も友だちも、素直に事実を受け入れ、反省していく。ハンセン病を知らしめる上では意義があるかもしれないが、もっと少女の心理など、寄り添える部分はあったのではないかと思う。父親の存在が薄い。それなりに読む意味のある本ではあった。2016/04/17
ばばっち
0
後味の悪い物語だった。中学生・三奈の目を通して,ハンセン病のためにいわれなき差別を受けてきた森山勇治さんが病気のことをカミングアウトして社会に訴えかけていくというストーリー。『森山さんはかわいそうな人なんだ。まわりの人はみんなは悪いヤツばかりなんだ。』という「かわいそう目線」で物語が書かれているような気がした。この論調だと似た考えをもった人たちだって拒絶してしまうのではないかと思う。悲劇に仕立てたいという雰囲気がプンプンしていて読後が悪かった。一応,全文を読み通したが,他人にはちょっと薦められない本です。2011/02/20
すずえり
0
ハンセン病の話。児童書。2008/03/18
mame
0
20年前、私も、ハンセン病のことを何も知らず、全生園の前を「沢山の木に囲まれた場所だなぁ」と通りすぎる一人だった。 最近のコロナのことがあって、色々と重ねて考えさせられる部分があった。何事も、正しく知ることが大事だ。 事実を元にした創作となっているため、読みやすい。2020/04/14
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