内容説明
新世紀に向き合い、わが土佐・師友への思いを語るエッセー集。敗戦間近い頃「暗夜の一灯」となった大学ゼミや「学徒出陣」、戦後初訳した『共産党宣言』、安保や様々な運動にかかわる師友との交流を通し、学問や文化、平和を語る。
目次
第1部 土佐に生まれて(庄兵衛誕生;紙の伊野町;土電の一世紀 ほか)
第2部 人生の水先案内にみちびかれて(矢内原忠雄先生の思い出;大河内一男先生の『独逸社会政策思想史』;沼田稲次郎さんと非核の会 ほか)
第3部 戦中・戦後を生きて(ある演習の歴史;「学徒出陣」と私の青春;『共産党宣言』百五十周年に寄せて―戦後の初訳 ほか)