感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
荒野の狼
5
本書は1997年に出版された「資本論」第1-3巻の全訳本5冊のうちの1冊目で「第1巻a 」では、第1巻の序言・後書きと第3篇9章までを収録する。資本論は特に最初の部分が難解であるとされるので、私の場合、まず第1巻の解説書である「池上彰の高校生からわかる資本論」を読んでから本書に入った。本書の英語版への序言で1886年にエンゲルスは「経済状態の根本的な検討が不可抗的な国民的必要事として提起される時期が急速に近づきつつある。2017/03/31
言論空間
2
資本主義社会に染まっているせいであまり入ってこなかった。否定的に読んでしまったため反省。 途中で挫折したため再度読もうと思う。 資本主義を是とするものにはあまり入ってこない内容となっているため、資本主義に懐疑的な人が読むべきと感じた
ジャックとジェンニー
2
基本的には新書版で読んでいるけれど、何回読んでも新鮮だ。だんだんもうろくしてくると、読んだことをすぐに忘れる。若い人々が読んでくれることを願っている。
kadoyan
1
再々読。あらためてなかなか骨の折れる本だなと再認識。緻密に論理的に構成されているが、ふと気がつくと、意味がよくわかっていなかったり。行ったり戻ったりしながら読んだ。しかし、そのなかでも新たな発見もいくつもあった。これまであまり注目できていなかった第9章では、「質から量の転嫁」という弁証法も駆使しながら、手工業親方から資本家への転化を説明していたり、なかなか説明が難しいところでも注の説明がわかりやすかったり。第8章の労働日での標準労働をかちとる様も、紆余曲折がすごくあったことがよくわかる。繰り返し深めないと2016/01/26
ULTRA LUCKY SEVEN
1
永遠の積んどく本。2012/03/02