内容説明
1月17日、医療施設が崩壊するなかで、被災を免れた病院に負傷者が殺到する。電気も水もなく、どうしたら患者を救うことができるのか。被災者の不安と悲しみのもとで、医師、看護婦が見つめた生命の重み、医の原点とは―。最激震地で懸命な救援にあたった医療スタッフの緊迫の4日間を証言する感動のドキュメンタリー。
目次
第1章 炎の街へ
第2章 患者さんに声をかけてください
第3章 病棟を創る
第4章 裏方たち・人間群像
第5章 わが街・神戸
第6章 連帯の医療
何を学び、何をなすべきか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
6
◆1995年5月20日新日本出版社刊。全日本民主医療機関連合会(民医連)編。聞き書きは木村快(1936-、劇作家)。◆民医連加盟病院で、被災地の中心にあった東神戸病院(東灘区住吉)と神戸協同病院(長田区久保町)の関係者(全国からの支援者を含む)への聞き書きにより、両病院の震災直後の対応を記録。◆東神戸病院は震災の前後にわたって世話になっていた病院だったが、震災当時の状況は知らなかったので大変興味深かった(母は病院倒壊の誤報を避難所で聞いたそうだ)。同病院の幹部である大西診療部長には親子でお世話になった。2024/03/02
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