内容説明
乳幼児突然死症候群(SIDS)。ある日突然、あかちゃんが家族のもとから奪われたら…。その深い悲しみの底から、もう一度立ち上がって生きていく、母たちの愛の姿を描いた感動のドキュメント。
目次
深い悲しみに温かい援助を
二十七年目の会話
ママの心はあなたのすみか
お母さんは元気、心配しないでね
座談会・消えない衝撃を抱きつつ生きる
新生児医療とボランティアを語る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白としろ
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知らない方が本人のためだからという親切は、「本当のことを告げるという苦痛」から逃れようとしている周囲の人の自己弁護ではないか。夫は、死産によって精神的肉体的に大きな痛手を受けている妻のために、強い夫であろうと無理をしていた。ほとんどの母は、父は、その存在(死んだ赤子)を片時も忘れずに、永遠に語りかけ続け、いつになっても新しく何かを教えられながら生きている。周囲は、亡くなった子どもが小さければ小さいほど、「早急に忘れる」はずだと思い込む、それは周囲が「忘れた」だけなのだが2016/10/12
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