内容説明
ファシズム擁護の言論がきびしい批判を受けるドイツで、なぜ極右の暴力と排外主義が横行するのか。ヨーロッパの不安呼ぶナショナリズムの胎動を追う。
目次
プロローグ ゾーリンゲンの惨劇―「ドイツはドイツ人のために!」
第1章 ネオナチのルーツ―戦後極右の歩みをたどる
第2章 ナチス追及の表と裏―国民心理の屈折をさぐる
第3章 政治大国への道―構造変化とナショナリズムの胎動を見る
第4章 「ドイツ統一」三年の決算―「夢」は失われた!
第5章 ネオナチの現在―「新極右現象」を考える
エピローグ ドイツと日本―「これまで」と「これから」を考える