内容説明
群れをなすホームレス、深刻化する女性世帯の窮状、広がる人種間格差、悪化の一途をたどる青少年問題。各種の調査・研究を渉猟し、1000万人の慢性的飢峨人口を擁するといわれる、アメリカ資本主義の実態に迫る。
目次
序章 アメリカ資本主義の貧困とその変貌
第1章 「隠蔽されつつある貧困」から「露となった貧困」へ―アメリカにおける貧困問題はいかに推移してきたか
第2章 現代アメリカにおける貧困の現象形態とその特徴
第3章 アメリカの貧困をいかに測定するか―アメリカ政府の貧困基準と過小評価の問題
補章 現代アメリカの貧困と青少年問題