内容説明
何がアメリカ経済を危機に陥らせたか。アメリカ資本主義の戦後５０年にわたる「栄光」と「衰退」を跡付け、その構造的変化を克明に分析する。
目次
第１部 アメリカ経済の戦後５０年（戦後アメリカ資本主義の「有頂天時代」；「冷たい戦争」政策とアメリカ経済の軍事化；ヴェトナム戦争とアメリカ経済；ニクソン政権下のアメリカ経済；カーター政権の登場―アメリカ経済２０１年目の光と影；レーガン政権の登場とアメリカ経済の危機の深化；アメリカ経済の空洞化）
第２部 アメリカにおける経済力集中過程（四つの合併運動昂揚期；アメリカにおける独禁法および独禁政策の展開；コングロマリット；７０年代におけるアメリカ企業合併運動；８０年代におけるアメリカ企業合併運動―超大型合併と敵対的ＴＯＢの盛行）
第３部 アメリカの産業・多国籍企業（アメリカ自動車産業の興亡；アメリカ製造工業衰退の典型としての鉄鋼産業；現段階の米・欧・日多国籍企業；ＮＡＦＴＡとアメリカ；アメリカ経済「再生」の道）
